
FXの取引を行うには、FX会社に口座開設をする必要があります。
現在、国内には、多くのFX会社があり、それぞれ特徴やサービスが異なります。そのため、これからFXを始める方にとっては、自分に合ったFX会社を見つけるのも、なかなか難しいものではないでしょうか。
ということで、このページでは、これからFX口座を開設する方向けに、失敗しないFX会社の選び方について、解説します。更に、初心者の方におすすめのFX会社についても、ご紹介しますので、参考にしてみてください。
失敗しないFX会社の選び方
FX会社を選ぶ前に、まず、理解しておきたいのは、すべてにおいて満点を取るような完璧なFX会社は、存在しないということ。平均的にバランスの取れたFX会社もあれば、尖った特徴を持ったFX会社もありますが、パーフェクトなFX会社はありません。
FX会社を選ぶ際には、いくつかのチェックしておくべきポイントがあります。大事なのは、各FX会社におけるこれらのポイントを比較して、自分に合ったFX会社を見つけることです。
ということで、ここでは、FX会社を選ぶ際に注目すべきポイントについて、見ていきましょう。
FX会社を選ぶ際のポイント
FX会社を選ぶ際にチェックすべきポイントとしては、以下が挙げられます。
- 取引通貨単位
- スプレッド
- 約定力
- スワップポイント
- 取扱通貨ペア
- 取引ツール
- 信用力
これらの項目に注目して、各FX会社を比較検討することで、自分に合ったFX会社を見つけられるはずです。
取引通貨単位
FX初心者の方が、FX会社を選ぶにあたって、まず注目すべきなのが、取引通貨単位です。
取引通貨単位は、FX会社ごとに設けられた一度の注文における最低の取引量を表す指標です。例えば、取引通貨単位が1万通貨のFX会社であれば、1万通貨を1単位として取引を行いますので、1万通貨未満の取引は行えません。
取引通貨単位が何に影響を与えるかというと、損益の大きさと取引に必要な資金の量です。
取引通貨単位が大きいと、それだけ取引量が大きくなるため、得られる利益も大きくなりますが、失敗した際の損失も大きくなりますし、また、取引に必要な資金も大きくなります。反対に、取引通貨単位が小さければ、得られる利益は小さくなってしまいますが、損失の額を抑えることができ、より少額で取引を始めることができます。
取引通貨単位については、1万通貨または1,000通貨というのが一般的ですが、100通貨や1通貨としているFX会社もあります。
できるだけ損失を抑えたトレードがしたいという方や、少額の資金から始めたいという方には、1,000通貨単位以下のFX会社を選ぶほうが良いでしょう。
ちなみに、取引通貨単位が1万通貨の場合は、最低でも、10万円以上の資金は欲しいところですが、1,000通貨の場合、1万円程度の資金でも、問題なく始めることができます。
このページでは、各FX会社の取引通貨単位を比較しています。少額取引が可能なおすすめのFX会社もご紹介していますので、FX口座をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
スプレッド
スプレッドは、買値と売値の差のことで、FXにおけるコストにあたるもの。スプレッドの値が小さいほど、低コストということを表しています。コスト重視の場合は、必ずチェックしておきましょう。
スプレッドは、売買の度に負担しなければなりませんので、取引回数が多くなる短期トレードを主としている場合は、特に気を付けておいた方が良いでしょう。一度の売買におけるスプレッドは、決して大きくはありませんが、売買回数が多くなるにつれて、コストもかさんでしまいます。
なお、長期トレードを主としている場合は、取引回数が少なくなりますので、スプレッドについては、ほぼ気にする必要はありません。
このページでは、各FX会社のスプレッドを比較しています。スプレッドで選ぶおすすめのFX会社もご紹介していますので、FX口座をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
約定力
約定力も忘れてはいけないポイントです。
約定力が低いと、約定スピードが遅かったり、約定拒否が起きて、なかなか取引が成立しなかったりと、取引に支障を来たしてしまいます。
また、無視できないのが、スリッページ。スリッページは、注文時の価格と約定時の価格の差のことですが、約定力が低いFX会社の場合、スリッページの発生率が高くなってしまいます。スリッページが発生すると、利益が小さくなるだけでなく、利益が損失に変わることさえありますので、かなり厄介。
あまり注目されない指標なのですが、約定力はそれだけ重要な指標です。
スプレッドと同様、長期トレードを主とする場合は、あまり気にする必要はありませんが、短期トレードを主とする場合は、特に重要な指標になりますので、必ず気に留めておきましょう。
ただ、約定力は、数値化することが難しく、公表しているFX会社が少ないため、これらの指標について、FX会社を比較することは難しくもあります。ただ、中には、約定スピードや約定率、スリッページの発生頻度等を公表しているFX会社もあります。
公表しているということは、これらの指標に自信を持っていることの裏返しですので、約定力でFX会社を選ぶ際には、まずは、約定力に関する指標を公表しているところから、選ぶようにすると良いでしょう。
このページでは、各FX会社の約定力を比較しています。約定力で選ぶおすすめのFX会社もご紹介していますので、FX口座をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
スワップポイント
スワップポイントは、通貨間の金利差のことで、FXで得られる利息のようなもの。高金利通貨を保有することで、毎日受け取ることができます。
スワップポイントは、通貨ペアごとに異なり、日々変動しますので、口座開設時のスワップポイントが未来永劫続く訳ではありませんが、高めの設定をしているFX会社もあれば、そうでないFX会社もありますので、より大きな利益を得ようと思ったら、FX会社ごとのスワップポイントの違いを無視するわけにはいきません。
当然、スワップポイントが大きいほど、得られる利益も大きくなります。
なお、スワップポイントは、ポジションを保有したまま、翌日以降に持ち越すことで発生しますので、スキャルピングやデイトレードのような為替差益を目的とした短期トレードを主にする場合は、あまり関係ありません。
一方、長期的にポジションを保有して、スワップポイントを目的とした運用を行う場合には、チェックしておくべき項目となります。
このページでは、各FX会社のスワップポイントを比較しています。スワップポイントで選ぶおすすめのFX会社もご紹介していますので、FX口座をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
取扱通貨ペア
取引可能な通貨ペアもFX会社によって異なります。
日本円や米ドルといったメジャー通貨からなる通貨ペアについては、どのFX会社も扱っていますので、気にする必要はありませんが、マイナー通貨となると、話は別です。マイナー通貨の場合、取り扱っているFX会社もあれば、取り扱っていないFX会社もあります。
南アフリカランドやトルコリラを始めとするマイナー通貨を取引したいという場合は、各FX会社の取扱通貨ペアについても、必ずチェックしておきましょう。
このページでは、各FX会社の取扱通貨ペアを比較しています。取扱通貨ペアで選ぶおすすめのFX会社もご紹介していますので、FX口座をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
取引ツール
各FX会社の取引ツールも、FX会社を選ぶ際の重要なポイントです。
ただ注文をするだけであれば、どのような取引ツールでも構いませんが、トレードに勝つためには、取引ツールにもこだわる必要があります。特に、テクニカル分析に力を入れたいという方にとっては、超重要項目とも言えます。
FXの取引ツールは、基本的に、各FX会社が独自に開発していて、各社で特徴が異なります。
取引ツールのスペックは、よく確認しておかないと、満足いくテクニカル分析ができないということにもなりかねませんので、テクニカル分析派の方は、各FX会社の取引ツールのスペックをしっかりと確認しておきましょう。
高性能チャートならMT4も有力な選択肢
また、FX会社の中には、独自の取引ツールではなく、MT4(MetaTrader4/メタトレーダー4)というFXの世界において、超有名な取引ツールが利用可能なところもあります。
MT4の特徴は、超高性能なチャートを搭載していること。使えないテクニカル指標はありませんし、カスタマイズ性が非常に高いので、より高度なテクニカル分析が可能になります。
機能が多彩で、また、海外製のソフトであるため、若干の使いにくさがあることから、中上級者向けの取引ツールとは考えられますが、高性能なチャートを使いたいという方や高度なテクニカル分析を行いたいという方は、MT4で取引が可能なFX会社も、選択肢のひとつとして、考えてみると良いでしょう。
このページでは、MT4対応の国内FX会社のサービスを比較しています。おすすめのFX会社もご紹介していますので、MT4で取引可能なFX会社をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
信用力
念のため、FX会社の信用力についても、チェックしておくと良いでしょう。
万が一、FX会社がつぶれてしまっても、信託保全が義務付けられている現在では、投資家の資産はしっかり守られます。ただ、FX会社が倒産してしまった場合、当然のことながら、それ以降の取引はできなくなってしまいますし、決して、良い気分はしないですよね。
トラブルに巻き込まれないためにも、あらかじめFX会社の信用力を見ておくのは、大切な意味があります。
FX会社の信用力を測る指標としては、自己資本規制比率というものがあります。FX会社は、毎年、3月、6月、9月、12月の末日時点の自己資本規制比率を公表する必要があり、自己資本規制比率が一定水準を下回ると、行政処分の対象となってしまいます。
具体的には、自己資本規制比率が、140%を下回ると、金融庁に届出が必要となり、120%を下回ると、業務改善命令、100%を下回ると、3ヵ月以下の業務停止命令または登録取消命令という行政処分を受けることになります。
FX会社にとって、自己資本規制比率は、非常に重要な指標ですので、この値が、極端に低いFX会社や低下傾向にあるFX会社については、警戒しておいた方が良いかもしれません。
このページでは、各FX会社の信用力を比較しています。FX会社における財務の健全性を測る自己資本規制比率の他、会社規模を表す資本金や口座数についての比較を行っていますので、参考にしてみてください。
複数のFX会社を使い分けるのも大切
FX会社を選ぶ際に、総合的にバランスの取れたところを選ぶのもひとつの方法ですが、尖った特徴を持つ複数のFX会社を使い分けるのも、賢い方法です。
例えば、スプレッドの狭いFX会社とスワップポイントの大きいFX会社を使い分けて、短期トレードには、スプレッドの狭いFX会社を使い、長期トレードにはスワップポイントの大きいFX会社を使うといった感じです。
実際に、大半のトレーダーは、各FX会社の特徴から複数のFX会社を使い分けて、賢く取引を行っています。
とりあえずは、ひとつのFX会社に口座開設をしておけば良いと思いますが、トレードに慣れてきたら、特化した特徴を持つFX会社を使い分けてみると、より優位な条件で取引ができるようになるはずです。
口座開設にお金はかかりませんし、逆に、条件をクリアすることで、キャッシュバックを受けられることもありますので、うまく活用してみると良いですよ。
初心者の方におすすめのFX会社
ここまで、FX会社の選び方について、解説してきましたが、そうは言っても、右も左も分からない状態では、FX会社選びも大変ですよね。初めてのFX会社選びであれば、なおさらです。
ということで、最後に、初心者の方におすすめのFX会社をご紹介します。
どのFX会社も、人気と実力を兼ね備えていて、多くのトレーダーに支持されています。口座開設しておいて損はないところばかりですので、手っ取り早くFX会社を選びたいという方は、これらの中から、選んでみると良いですよ。
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まとめ
- FX会社によって、特徴やサービスは異なる
- FX会社選びには、各社の特徴やサービスを比較し、自分に合ったところを見つけることが大切
- 複数のFX会社を使い分けることで、より優位な条件で取引ができる
FX会社を選ぶ際には、それぞれの特徴やサービスについて、比較検討して、自分に合ったところを見つけることが大切になります。
人それぞれ、FX会社選びで重視するポイントは異なりますので、このページで解説したFX会社を選ぶ際に注目すべきポイントから、重視したいポイントに注目して、自分に合ったFX会社を見つけてみてください。